わんちゃん、ねこちゃんの定期健康診断
犬や猫は、1年で人間の4年分、年をとると言われています。
当院では定期的な健康診断をお勧めしています。
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言葉で不調を訴えることのできないワンちゃん、ネコちゃんは検査による病気の早期発見、早期治療が重要となります。
特に慢性の病気やがんなどは、初期のうちは無症状で進行しますので、症状が出てからでは残念ながらかなり進行していることも少なくありません。
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ワンちゃん、ネコちゃんは人間よりも早く歳をとります。8歳(人で約50歳)以上では、病気にもなりやすくなります。
大切な家族の病気を早期発見するためにも、6か月から1年に1回の定期検査をおすすめいたします。
定期健康診断コース(要予約)
価格 11,000円 (税込) |
※状況により、いちどお預かりさせていただく場合があります。 |
ドッグドック・キャットドックコース(要予約)
価格 22,000円 (税込) |
※状況により、いちどお預かりさせていただく場合があります。 |
よくあるご質問にお答えします
Q:健康診断はいつうけるのがよいのでしょうか?
A:
6か月から1年に1回をおすすめしています。きっかけがなかったり忘れがちの飼い主様には、例えば、わんちゃん・ねこちゃんの誕生日(月)やワクチンにあわせて、または当院のキャンペーンなどを機会にしていただくのも良いかと思います。
Q:若いうちは病気になりにくいので、あまり意味がない気がするのですが。
A:
たしかに、若い時期は病気が見つかることは少ないかもしれません。しかし、特に純血種においては遺伝的な疾患が若齢に発症していることも少なくありません。
また、いざ体調が悪くなってしまったときに、元気な時の健康診断の結果と比較検討することで、より確かな診断や治療方針をお話しすることができます。
Q:健康診断で実際にどんなことがわかりますか?
A:
飼い主様が気づいていなかった病気や、初期の慢性疾患・がんなどをみつけることができます。
いくつか実際の例をご紹介します。
実際の例1 僧帽弁閉鎖不全症
チワワの男の子です。聴診で心臓に雑音が認められました。心臓のエコー検査にて心臓の弁に異常があり、血液の逆流が認められました。僧帽弁閉鎖不全症は慢性の心臓病で、小型犬に多くみられます。早期に発見し治療に入ることで良好な経過を得られます。
実際の例2 慢性腎不全
雑種の猫の女の子に血液検査で腎臓パネルの異常が見つかりました。腎臓の機能が低下しており、慢性腎不全と診断されました。この病気は猫に特に多く、初期は無症状のため発見が遅れることがよくあります。早い段階で治療に入ることで、病気の進行を最小限に食い止めることができます。
実際の例3 肝胆道系疾患
トイ・プードルの男の子です。血液検査で肝胆道系パネルに異常が見つかり、腹部エコー検査で胆嚢に胆泥の貯留と重度の拡張が認められました。無症状でしたが、胆嚢炎や胆嚢破裂のリスクがあるため、定期検診と胆汁の流れを良くするお薬で経過をみています。肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれることもあり、かなり病態が進まないと症状が出ません。そのため、不調になったときには手遅れのことも少なくありません。
実際の例4 尿石症
猫の男の子が、尿検査でたくさんの結晶が認められました。これらの結晶は膀胱炎の原因になったり、時に尿道に閉塞して急性腎不全をおこすことがあります。この猫ちゃんは、専用の療法食にすることで結晶が無くなり、大きな問題になる前に対処することができました。
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