当院での治療例

Case_6.

尿道閉塞  - 猫 -

来院理由

トイレに何度も行く、元気と食欲がない、とのことで来院されました。

処  置

腹部のX線検査をおこなったところ、大きく拡張した膀胱が認められました。

拡張した膀胱

また、血液検査をおこなったところ、重度の腎不全が認められました。

これらの所見から、尿道閉塞による急性腎不全と診断しました。
まず緊急的に尿道の閉塞を解除し、その後は入院による集中治療をおこない、改善して退院することができました。
その後は、食事療法で維持治療をおこなっています。

尿道が細い雄猫は、尿道結石や尿道栓子(炎症で尿路からはがれ落ちた細胞や白血球、赤血球、尿結晶、粘液などが固まってできた栓のこと)などにより尿道が閉塞し、排尿がまったくできない状態になることがあります。その状態が24時間以上続くと急性腎不全を起こし命に関わることもあります。何度もトイレに行くが尿が出ていないなどの症状がある場合は、あまり様子を見ずに早めにご相談ください。

- 患者様ご来院エリア:練馬区 中村橋 桜台 豊島園 -
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